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耳管開放症の原因や症状、治療について。

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耳管開放症とは?

耳管開放症とは、通常は閉鎖されているはずの耳管が開放されたままの状態になり、耳閉感や自声強聴(自分の声が大きく聞こえる)などの症状が出てくる耳の病気です。


耳管開放症の原因

耳管開放症の原因は不明ですが、体重減少、妊娠や経口ピル、中耳炎、運動、顎関節症、放射線照射、頸部自律神経異常、吹奏楽器演奏などが誘因として報告されています。

また、ストレスが本疾患の大きな原因の一つになっているという説もあります。


耳管開放症の症状

耳管開放症の症状として主なものは耳閉感(耳がふさがっているような感じがする)と自声強聴(自分の声が大きく聞こえる)ですが、それ以外にも自分の呼吸音が大きく聞こえたり、耳が痛くなったり、低い音が聞こえにくくなったり(低音域の難聴)、めまいが起きたりすることもあります。


耳管開放症の治療法

耳管開放症の治療法は、以下のようなものがあります。

[保存療法]

・加味帰脾湯(石川 1994)
・生理的食塩水点鼻(シャンボー 1938)
・咽頭口からの薬剤噴霧、注入(ルゴール、プロタルゴール、ベゾルト末、小川液)
・咽頭口粘膜下への注入(コラーゲン、脂肪組織)
・鼓膜パッチ
・スカーフ療法

[手術]

・経鼓膜チューブ留置
・耳管内腔充填(軟骨、耳管ピン、カテーテル、軟組織)
・人工耳管(守田 2004)

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